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【ソナタ】
3つか4つの独立した楽章からなる器楽独奏曲または室内楽曲を言い、組んだ形の楽曲としては最も完成された物です。
古典派以降はソナタ形式楽章を含む事が多いです。
急速な音楽で、形式はソナタ形式が用いられ、緩やかなテンポの序奏部が付く事も有ります。
緩徐楽章で叙情的な性格を持ち、二部形式や変奏曲形式で構成されます。
調は第1楽章の近親調(関係調とも言い、ある調<主調>の音階と多くの共通音を持ち、密接な関係にある調)です。
メヌエット(4分の3拍子。比較的ゆったりとしたリズムで優雅に踊られる宮廷舞踊)。
調は主調で、第二楽章と入れ替わる事や、省略される事も有ります。
ベートーヴェン以降はスケルツォ(【冗談】【いたずら】の意味で、メヌエット<4分の3拍子の上品な舞曲>の代わりに使用するようになった、3拍子の快活な曲)が主流となりました。
フィナーレ。
急速な音楽で、ロンド形式を取る事が多く、調は主調です。
主調が短調の場合は同主調となる事も有ります。
≪作品≫
ピアノソナタハ長調 K.545(モーツァルト)
バイオリンソナタ第5番ヘ長調 op.24 「春」(ベートーヴェン)
【組曲】
いくつかの小曲あるいは楽章をまとめた複合的な器楽曲。
特にバロック時代に、舞曲の性格をもった楽曲を組み合わせた多楽章形式として発達しました。
≪作品≫
カルメン組曲(ビゼー)
【協奏曲(コンチェルト)】
独奏楽器とオーケストラによって演奏される形式。
バロック時代のコンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)から発展し、古典派時代にはソロ・コンチェルトの新たな形式を生み出しました。
≪作品≫
ピアノ協奏曲 第2番(ラフマニノフ)
バイオリン協奏曲(メンデルスゾーン)
【交響曲(シンフォニー)】
オーケストラのための多楽章の器楽曲。
18世紀前半に確立した後、楽器編成・内容・形式・作品規模ともに多彩な展開をしました。
≪作品≫
第5番 「運命」 第9番 「合唱付き」(ベートーヴェン)
第7番 「未完成」(シューベルト)
【序曲(オーバーテュア)】
オペラ・オラトリオ・バレエなどの始めに演奏され、導入の役割を果たす器楽曲、または演奏会用序曲。
特に導入の役割を持たない、独立した器楽曲の事を言います。
【交響詩】
管弦楽による標題音楽の一種で、詩など文学的な、あるいは絵画的な内容を表そうとする物を言います。
≪作品≫
我が祖国(スメタナ)
【行進曲(マーチ)】
2拍子(あるいは4拍子)の行進のリズムを持ち、軍隊的性格の物と儀式的性格の物が有ります。
いずれも16世紀頃より芸術音楽として作曲されるようになりました。
≪作品≫
トルコ行進曲(モーツァルト)
軍隊行進曲(シューベルト)
【弦楽四重奏】
「バイオリン2・ヴィオラ1・チェロ1」の組み合わせによる室内楽の代表的な編成で、ハイドンが考案しました。
≪作品≫
弦楽四重奏曲 第1番(ハイドン)
【ピアノ三重奏】
「ピアノ・バイオリン・チェロ」の組み合わせで演奏されます。
第1楽章がソナタ形式となっているのが基本的な形です。
【ピアノ五重奏】
ピアノと弦楽四重奏の組み合わせで演奏される事が多いですが、シューベルトの、「ます」のように、「ピアノ・バイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス」と言う構成も有ります。
≪作品≫
ピアノ五重奏 「ます」(シューベルト)